年末年始、一人の餓死者・凍死者も出さないよう、万全の対策を講じることの要望書
平成25年11月5日
東京都知事 猪瀬直樹 殿
東京都新宿区四谷3-2-2TRビル7F
マザーシップ司法書士法人内
ホームレス総合相談ネットワーク
代 表 弁護士 森 川 文 人
東京都新宿区三栄町7-3
ロイヤル四谷202号
担当 司法書士 中村 貴寿
TEL:03-3354-8116
要望の趣旨
1.年末年始の閉庁期間中においても、生活保護申請を受付ける窓口を設けるなど、生活保護の申請者に対し適切な対応を講じること。
2.上記閉庁期間中の生活保護申請者に対し、宿泊所や食事の提供などを行うこと。
要望の理由
1.ホームレス総合相談ネットワーク(以下、「当ネットワーク」といいます。)は、路上で暮らしている方への法的支援を行う目的で平成15年に結成された団体であり、東京都と特別区が取り組んでいる緊急一時保護センターや自立支援センターでの法律相談や、路上での法律相談等を通して路上で暮らしている方の自立への支援や人権の擁護に取り組んでおります。
2.先日気象庁が発表した12月から来年2月までの3か月予報では、今年の冬は厳冬になると予報されています。また、年末年始の官公庁の閉庁期間は12月28日から来年1月5日までの9日間となっています。
これらの要因により、路上で暮らしている方々は、9日間もの間、生活保護の申請も行えず、寒さと飢えに苦しむことになります。餓死者、凍死者が発生する可能性もあります。
3.御庁におかれましては、一人の餓死者・凍死者も出さないよう、万全の対策を講じることを要望します。