生活保護法改正案などに反対・廃案を求める記者会見
6月6日、ホームレス総合相談ネットワーク、STOP!生活保護基準引き下げアクションなどと共同で、記者会見を行いました。ホームレス総合相談ネットワークからは弁護士の森川清弁護士が発言しました。
森川清弁護士は、生活保護法改正案(修正案)と生活困窮者自立支援法に反対し、これを廃案するよう求めました。上記2法案が、役所の窓口で従来行われきた生活保護の申請権侵害(いわゆる「水際作戦」。もちろん、違法です。)を公認し、生存権(憲法25条)の侵害を常態化させる危険な法案であることを理解していただけたと思います。
2013年5月17日に閣議決定された生活保護法改正案(以下「改正案」といいます。)については,多くの批判が寄せられ,その後,民主党,自由民主党,公明党,みんなの党の合意により一部修正がなされました。しかし,この修正によっても,申請書や添付資料を提出することが原則とされていることに変わりはなく,改正案によって「水際作戦」が激増することが容易に予想されます。また,親族扶養を事実上要件化している点については,全く修正がなされていません。この問題点をメディアの方にも広く知っていただき報じていただくため、生活困窮者支援を行う上記団体が共同で緊急記者会見を行いました。会場には多くの報道陣・ジャーナリストがつめかけ、メディア側による関心の高さを表していました。
【日時】 2013年6月6日(木)14時~
【場所】 厚生労働記者クラブ
【内容】 ・生活保護法改正法案の問題点の説明
・「水際作戦」録音の再生
(3本予定。最新のものは,本年4月20日の録音)
【発言者】
○ 宇都宮健児(弁護士,STOP!生活保護基準引き下げアクション)
○ 森川清
(弁護士,元生活保護ケースワーカー,ホームレス総合相談ネットワーク・東京災害支援ネット)
○ 小久保哲郎(弁護士,生活保護問題対策全国会議事務局長)
○ 今岡直之(NPO法人POSSE)
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