台東区の違法な生活保護行政
事件です。
台東区では、10月27日のホームレス状態にある方たちの集団生活保護申請に際し、
以下の運用を行うことを組織決定しました。
1)一般の人に迷惑になるので生活保護申請の人数を制限したい
2)面接はいちにち10人まで
3)施設に入らなければ、生活保護は開始しない
4)原則的に現金給付はしない(これまでの約一年間は、申請日にホームレスの方については急迫性があり保護が必要ということで、保護が開始され、ドヤに宿泊することが可能だった。今回から、施設へ入らなければならない=ドヤでの宿泊待機はさせない、ということになり、施設入所を希望した方以外は、全員路上でいったん待機することになりました。)
これらは、いずれも明らかに違法、そしてホームレスに対する差別的な運用です。
この運きに対し、意見書を早急に提出いたしますので、
全国の法律家のみなさま、よろしくお願いします。
以下、山谷労働者福祉会館活動委員会より、取り組みの呼びかけです。
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現在、野宿の仲間たちによる、安定した/まともな居住を獲得する取り組みが進行中です。台東区に対しては 30名強の仲間たちが、居宅保護を要求し、生活保護を申請しています。
先週一週間、連日の行動と役所前での泊まり込み(野営)を続け、
生活保護の申請とその開始決定の調査については何とか一通りやらせることができました。
しかし、この10/27から突然台東区が行ってきた生活保護の運用のムチャクチャさ加減については、絶対に看過することはできません。現在、施設および野宿で待機している仲間の両方が、一刻も早くドヤ/アパートなどへ移ることを求め、
また、台東区の10/27からの生活保護の運用をやめさせるための取り組みを、今週の水曜日の午後に行います。多くの方のご参加をお願いします。
また、この日の午前中には、新宿区に対する野宿の仲間の生活保護をめぐる裁判
の傍聴があります。ぜひこちらにも、ご参加おねがいします。
......... 台東区保護課に対する申し入れ行動の日時と場所 ..........
日時、場所:11/5(水曜日)昼1:00に、台東区役所横の公園に集合します。
台東区役所横の公園の地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35.70925574&lon=139.7838964&sc=3&mode=map&prop=map
.......... 10/27から突然台東区が行ってきた生活保護の運用のいくつか .............
●ホームレス状態にある要保護者に対しては,生活保護の申請
があっても,1日10人まで制限を設けて,急迫状態にあるかどうか調査するこ
となく,それ以上の面接をしない。
●ホームレス状態にある要保護者から生活保護の申請があった場合には,現物給付の緊急宿泊施設以外の待機を認めない
以上。
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