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大根役者たちによる寸劇

Image0068はっぴぃ無料路上法律相談会では、法律家たちが、ヤミ金業者の取り立て役、お金を借りて困っている人役、それを励ます友人役、ヤミ金業者に対抗してくれる法律家役、といった役割分担します。、
炊き出しを待っているみなさんは、おなかがすいているのに、大根役者ぞろいの「寸劇」をグッとガマンンして観てくださいます。


Image0065←炊き出しのごはんです☆支援団体のスタッフやボランティアのメンバーが、作ったものを運んできて、そこでひとつずつお椀に盛りつけ、お一人ずつお渡しします。おかわりも可能!


毎回もうちょっと、上手くならないものかと、事務局のワタクシでさえ頭を抱える大根とぶりの煮付けじゃなくて、大根役者ぶりです。それでも終わったら拍手してくださり、涙もの!!!ありがとうございます。
その中でも、たまには上手な方がいたりして、迫力がありすぎて観ているみなさんが、
「法律家がケンカしてる!!」
と勘違いされたこともありました。
ホーリツカのみなさま、それくらいの役者になるため、日々努力を重ねてくださいませ。

Image0069←この辺の列の後ろの方の人たちになると、寸劇が見えないので、みんなで立ち話されたりしています(笑)。

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池袋での張り紙

Image0088ある日、東池袋から護国寺あたりまでの高架下でテント生活をされている方たちのテントに、
←こんな張り紙がされていました。
そこに住んでいらっしゃる方たちは、非常に驚かれ、支援団体の方に相談されました。


池袋は、大きな駅のある町ですが、雨風をしのげる公園などが少なく、
多くの路上生活をされている方たちは、昼間は駅の近辺をあちこち移動され、
夜はビルの前や、ビルとビルの間の路地、デパートの閉まったシャッターの前などで、
過ごしていらっしゃいます。


そんな町で、高速道路の高架下は、雨風がしのげ、自分の荷物を置いておくことができ、
テントを張って、アルミ缶や雑誌の収集などをされてなんとか安心して生活することが
できる場所です。


行政上の正式な手続きがない限りは、このような張り紙を「勝手に」行なうことはできません。
ですが、街から路上で生活されている方がたを行き場作らずに、どんどんハイジョしようとするウゴキがあります。


ホームレス。
一般的にはなじみのないコトバ。
でも、突然リストラで失業して、突然寮を追い出されて、突然行き場を失い、あちこち放浪しているうちに、貯金も底をつき、路上で生活するしかなくなる。


あるいは、夫のDVから逃れるために、友だちの家や実家など連絡先がわかるところにはいけず、子どもを連れて、あるいは一人で、大きな街の片隅に出てきて公園で寝泊まりするしかない人。


事業に失敗し、そのことを家族に言う事ができず、「仕事にいってくるから」と悲しいウソをついて、街に出て、ハローワークに通いつつ、野宿生活をする人。家族に送金するために、消費者金融からお金を借り手しまう人。それがいつのまにか、莫大な金額にふくれあがって、業者から逃げなければならなくなる人。


病気になり、仕事ができなくなり、収入が絶たれ、アパートを出ざるをえなくなり公園や高速道路の下で暮らさざるを得ない人。


そんな人たちが、この豊かでよその国の戦争のためには何十億円も援助してしまうようなニッポンには、たくさんいらっしゃり、行政もそういった人たちのことをきちんと受け止めようとはしません。


怠けてるだけでしょ。まだ働けるんだかから、働きなさい。
(→ごく普通の会社員でもリストラされ、次の就職先に困るほどの世の中なのに)
困るほどの
どうせ、野宿生活がいいんでしょ。
寮(一時的に入れる施設)で、問題おこしたでしょ。
病院から勝手に抜け出したでしょ。


そんな冷たいタイドを何度も受けてきた人たちです。
ワタシタチだって、いつ職を失うかもしれないし、家の家賃が払えなくなって、貯金が底をついて、病気になって、働けなくなってしまうか、わからないのです。


ホームレス問題は、実はそんな身近なモンダイなのです。

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昨日の新宿無料路上法律相談会

Image0064昨日、雨の降る中、新宿の都庁地下広場にて、「はっぴぃ無料路上法律相談会」を開催いたしました。新宿では、いつもは、新宿中央公園のポケットパークというところで、3ヶ月に1度、この「はっぴぃ無料路上法律相談会」を開催しております。(3月、6月、9月、12月の基本的に第3日曜日)。


Image0070ここで、毎週炊き出しを行なっているのは、新宿連絡会さんという、野宿者の方々を支援する団体さんです。その炊き出しの前に、路上で生活されている方が抱えていらっしゃる、法律に関する「寸劇」と「講習」を行ないます。(冒頭の写真は「寸劇」の真っ最中)

←法律家による「講習」

Image0073そして炊き出しの後、法律相談を希望される方を募り、法律家が個別に相談します。お1人ずつ、20−30分ほど丁寧に相談をし、その後どのように対処するかを相談された方と決めていきます。→


炊き出しと法律相談会が終わると、報告をして解散します。昨日の炊き出しには、約300人の方がいらっしゃいました。無料法律相談会を行なうことで、路上で生活している方の「困った事」が少しでも解決できれば、とワタシたちは、あちこちの路上で今月も「はっぴぃ無料路上法律相談会」を開催しています。

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定例会の様子

Image00461先週の月曜日、ホームレス総合相談ネットワークの定例会が行なわれました。今回は、支援団体の方など、いろいろとお客さまが多く、非常に濃密な会議となりました。決していつもが濃密じゃない、といっているわけではないんですよ。ホームレス総合相談ネットワークもちょっぴり「有名」(?)になってきたようで、なぜだか人気も急上昇中だったりして(ホントか)、あちこちから、相談の依頼がきて、嬉しい悲鳴とともに、本当に悲鳴を上げているような状況です。


それでも、会議はこーんなに和やかな感じでやっております。
ワタシたちは、法律家を中心とするメンバーですが、最もきちんとした服装をされていらしたのが、お客さまです。


Image00471←みんな真剣です。
真剣ですが、雰囲気はとっても和やかですので、みなさまぜひ一度ご参加ください〜。


そして・・・その日は、W杯の日本VSオーストラリア戦。
いつもは、会議の後は、「おつかれさま会」という名の「飲み会」なのですが、この日は、会議中からもうみんなそわそわし始め・・・家に帰ってたら試合に間に合わない!ってことで、急遽カラオケ屋で試合観戦することに。


Rimg0376_2そして、血湧き肉躍る「ニッポンチャチャチャ!!!ニッポンチャチャチャ!!!」応援はこんな状態になっていました(ウソです。この模様は、昨年の忘年会2次会での模様です・・・)→


こんな楽しい団体は、ニッポン全国にあるNPOでもまれに見る「珍獣」並みの面白さ。
見学したい方、ボランティアしたい方、活動したい方、ぜひ一度ご連絡くださいませ〜。

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今後も三鷹市の野宿者支援団体を応援しよう

三鷹市の野宿者支援団体「夜回り三鷹」さんが市内の公共施設を利用できるようになりました。
以下、「夜回り三鷹」さんからの報告です。
ぜひぜひ、読んでください。

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清原市長も三鷹市も、謝ってもくれないけれど…


 1日、私たちの三鷹駅前コミュニティセンター料理講習室の使用について10月15日に意義が出て以来、やっと、清原慶子・三鷹市長は私たちに施設使用を承認しました。三鷹市長に、地方自治法第244条に基づき私たちにも平等に施設使用を承認しなければならないことを7カ月半も経ってようやくわかっていただくことができました。理不尽な差別に苦しんでいた私たちを励まし応援してくれた市民/法律家/学者のみなさまに、深く感謝いたします。

 この間、施設使用の承認者である清原市長は、私たちが管理運営団体と相互理解していないことを理由に使用させてくれませんでした。清原市長が市内7地域の各住民団体にコミュニティセンターの管理運営を任せている以上、地方自治法第244条に基づき管理することは清原市長の責任です。清原市長には、今後、使用承認にあたり、管理運営団体との相互理解の不足を理由に使用を不承認としないよう、求めます。成年後見制度があることでもわかるとおり、自分の意志をうまく伝えられない人もたくさんいます。管理運営団体との相互理解がないことを理由に公共施設を使用させないとすれば、自分の意志を伝えることができない人を排除することになりかねません。

 三鷹市は、これまでの話し合いで、管理運営団体に対して地方自治法などの法律を守るように指導はまったくしておらず、人権についての研修もまったくしていないことを明かにしています。これでは、私たちが受けたような差別が、また、おきかねません。清原市長には、今後はあらゆる差別が公共施設で起こらないよう、管理運営団体に地方自治法などの法律や人権について学ぶことを義務づけることを求めます。

 また、私たちの使用が問題となってしまって以降、三鷹駅前コミュニティセンター料理講習室の利用のきまりは、使用者すべての名前/住所を提出しなければならなくなったり(ほかの施設ではこのようなことはない)、事業体が守るべき食品衛生法に定められた衛生管理をするように求めるなど、誰にとっても使いにくい厳しいきまりになってしまいました。清原市長はこのことについて「問題ない」との見解を示していますが、三鷹駅前コミュニティセンター料理講習室は市民の財産であり、誰もが気楽に楽しく使えるようにすべきです。この点について、改善を求めます。

 清原市長は、私たちが求めた料理&食事会への後援について、もう後援願いを提出して2か月以上経っているの判断を示していません。通常ならば後援願いを出してから1か月以内には後援の可否を判断しているのに、です。さらに、これまで2回行った当会とホームレス総合相談ネットワークによる無料法律相談会には三鷹市は後援しましたが、6月中旬に行う無料法律相談会への後援についても三鷹市は判断を示していません。この間の三鷹駅前コミュニティセンター料理講習室のことで遅れているのでしょう。三鷹駅前コミュニティセンター料理講習室の使用承認問題によって三鷹市は、後援というお金もかからない野宿者支援すら停滞させています。
 清原市長には、野宿者を差別せず、ホームレス自立支援法に基づく野宿者支援を積極的に行うよう求めます。そのために必要があれば、私たちは清原市長に協力いたします。

(夜回り三鷹  代表 荒瀬礼子)
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以上。

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気分一新☆

みなさま、6月になりましたが、いかがお過ごしですか。
晴れたり曇ったり雨が降ったり、暑くなったり涼しくなったりと、カラダがついていかない人も多いかと思いますが、梅雨に入る前の晴れた日には、ぜひぜひちょっと遠くまででかけてみましょー。


ということで、ブログ開設以来デザインが変わっていなかったブログですが、気分一新、お出かけモードに変えてみました。これから季節ごとにデザインが変わるかもしれませんのでお楽しみくださいませ〜。


ドライブに行きたいなあ。

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11111

わわわわわあああ。
感動ものです。
みてくださいっ!
もうすぐカウンターが、11111に!!!!!

11111のキリ番をゲットした方、
お知らせいただけましたら、粗品を差し上げます。
画像を保存して、添付してメールでご連絡くださいね。

次にココのページに来た「あなた」です!
きっと。

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