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キョーボーザイとアイコクシン。そして。

最近の気になるコトバ。


キョーボーザイにアイコクシン。
ビーエスイーにラチモンダイ。
ライブドアショックにキチモンダイ。
ゴールデンウィークにコイズミシュショウアフラリカナドホウモン。


なんとなーく、それとなーく、大事な事から目を「そらさせられて」
いる気がするのは、キノセイデスカ。

ところで、
ホームレスモンダイってナンデスカ。


5月半ば、ホームレスモンダイに取り組む私たちの団体の
「ソーカイ」が開かれます。


ホームレスソーゴーソーダンネットワークソーカイ2006
2006年5月15日(月)ヨル。トーキョーにて。


ソーカイのショーサイについては、後日告知イタシマス。
当日は、みなさま、
「アイコクシン」をワスレズゴサンカクダサイ。
ちなみに、「アイコクシン」は当日会場でも、販売シテオリマス。

強者が参加する二次会に行く自信のないキョジャクな方には、
「キョーボーザイ」をお分けイタシマス。
安心してゴサンカクダサイマセ。


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「ホームレスに●●はいない!」???

先日のこと。
友人からこんなエピソードを聴きました。


ある友人が、突然言いました。

「オレ、髪の毛洗うの止める」
「急になんでまた?」

「ホームレスの人、見てみろ。禿げてる人ほとんどいねえだろ」
「・・・そうかなあ、そういわれてみれば、そういう人は少ないかもしれないなあ」

「絶対髪の毛洗う機会が少ないからだよ」
「・・・まあ、お風呂に入れる機会が少ないから、髪もなかなか洗えないよね」

「だろ。髪の毛を洗わないと禿げないんだよ。絶対。だから禿げないようにオレも洗わない」
「え・・・お前の場合は、ただ単に髪を洗うのが面倒なだけだろ・・・」


そのエピソードを聴いて、最初は、そんなことを言った友人の突拍子のなさを笑ってしまいました。そういえば、彼はお風呂に入るの面倒くさい、って言ってたし、そんなことを言うのもわかるなあ。


でもその後に真剣に考えてみたところ☆
そういわれてみれば、ホームレス状態にある方は、春夏秋冬、年間を通じて路上で生活するという大変な厳しい生活条件のもと、そのストレスは並大抵なものではありません。路上生活という生活形態をとりつつ、また、さまざまな問題を抱えてもいらっしゃいます。食生活ですら、一般の人よりも栄養価が非常に低く、一日に一食程度しか、食べていない方が多いのも事実です。


「仕事が超忙しい」
「合コン女王の座を新人に奪われた」
「職場での人間関係がうまくいかない・・・」
「思春期の子どもたちの進学問題が・・・」
「左遷された」
「卒業単位がかかった試験がたくさんある」
「彼氏がもう何年もできない」
「実はいじめにあっている」
「人生が思ったようにいかない」
「金がねー!」
「職場でお局とよばれはじめた」
「育児や家事が大変!」

一般的に「屋根」のある生活をしていても、こんな問題を抱えていたら、男性は髪が薄くなったり女性でも大量に抜け毛や白髪が増えたり円形脱毛症になったりもする・・・・・


ところが、確かにホームレス状態にある方で「髪が薄い」=通称ハ●、という方はあまりお見かけしません。もちろん「清潔さ」を保つため髪を短くされている人はたくさんいらっしゃいますし、「ふくだけでいいから自分でつるつるに剃ってるんだよ」というような方はいらっしゃいますし、帽子をかぶっている方もいます。


世の中の多くの男性陣が、仕事のストレスや歳をとるごとに髪が薄くなっていくことを気にしているのに・・・。ホームレス状態にある方たちの髪の毛はどうして薄くならないのだろう。やっぱり、洗う機会が少ないから?
それって、世に出てるシャンプーがよくないってこと?


劣悪な環境で食生活も十分な栄養をとっておらず、長く強度のストレスにさらされるというホームレス状態にありながら、みなさん髪型も個性豊かに五分刈り、ショート、セミロングなどいろいろ。また髪を長く、超ロングにされてる方もいます。そういう方は、切ることさえも忘れていらっしゃったり、精神疾患を有しておられる可能性があると思われるような方ですが、髪は黒々とふさふさとしている・・・。


そんなことを疑問に思っていたそんなある朝のこと。

「ライオンのたてがみは、生息する地域の温度によって、薄くなったり、長くなったりしているということが、ある研究チームの調査によって科学的に証明されました。気温の高い地域に生息するライオンの雄のたてがみは、薄く、短く、比較的気温の低い地域に生息するライオンは、毛が長く、太く、量も多く、えりまきの役目をするとのことです」

というニュースがラジオから流れてきました。
へー、そうなんだ〜。でもライオンって、アフリカのサバンナにしかいないんじゃない? そんなに気温違ったかなあ。ああ、でも国によっては、サバンナの気温が違うって話も聴いたような気がする・・・・・。


あ!!
もしかして、いつも寒い路上で生活されてる方たちは、身体の一番大事な部分の頭を守るために、髪が薄くならないように、脳が指令を出しているのじゃない?? 髪を生やす物質を大量に出すように。

モンゴルのゲルで生活している人たちも、南米の山の上で生活しているインディオの人たちも、アラスカのイヌイットの人たちなど、厳しい寒さの地域に住む人たちは、みんな髪がふさふさしているし、長い髪の人も多いじゃない!?

アフリカなどの暑い国の人は縮れ毛で、短くまとまるようになってる。女性も短くしていても可愛らしく縮れた巻き毛になるし。


ライオンのたてがみと、人間の髪の毛を同じに考えるのはナンセンス???
かもしれないけど、誰か科学的に証明してくれない???
髪の毛を洗わないでいると、髪が薄くならない、寒いところで生活していると、髪が薄くならない、ということを!


これからはだんだんと暑くなっていきます。炊き出しの場では、支援団体による散髪のサービスなども行われています。理容師さん、美容師さんなどがボランティアにいらっしゃってくださると、これからの季節は助かると思われます。


もし、関心を持たれた方は、ホームレス総合相談ネットワーク事務局まで。


(※このエピソードは、個人的な主観に基づくエッセイ的なものであり、ホームレス状態にある方々は、非常に栄養価の低いものしか摂取していない方が多く、食事の回数も一般的な生活水準にある人よりも回数も少なく栄養価も低いことによって、多く方が内蔵の疾患をもっていらっしゃったり、また、長期にわたって強度のストレスにさらされた生活をされていることは、厳然たる事実です。髪の毛が薄くならないということが、栄養が十分に足りている、気ままでストレスがない生活をしている、ということを言いたいのではありませんので、どうぞ、誤解なきよう。)

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有楽町のガード下

先日、市民の方から一本の電話が事務局にありました。

「有楽町のガード下にホームレス状態の高齢者の方が一人でいらっしゃいます。私は単なる通りがかりの者ですが、もうお年で、寒い中荷物もあまりなく、夜はシャッターの閉まったお店の前を寝床にされているようです。どうしたらよいかわからず、インターネットで調べていたら、こちらの団体を見つけました。何とかして差し上げられないでしょうか。区役所などにも問い合わせましたが、私に知識がないのであまり良い対応をされませんでした。私ができることなら何でもお手伝いしますので、何とかして差し上げたいのですが、どうしたら良いでしょうか。」


そんな内容のお電話でした。
私たちの事務局に、一般の方からそのようなお電話をいただいたのは初めてでした。
その方は、有楽町の方をココロから心配されており、時々差し入れなどもされているようでした。


「有楽町あたりにおにぎりを配る支援団体がありますから、すぐ連絡します。今日はちょうどおにぎりを配る日なので、その方を探してもらうようにお願いします。その後の対応については、またご報告いたします。」


そうお伝えして、「四ツ谷おにぎりの会」の方あてにMLにお願いをしました。
あいにく、教会のイースターの行事のため、その日のおにぎりを配るパトロールがないとのことでしたが、その人がすぐに見つかれば月曜日の福祉行動にお連れすることができるかもしれない、そしてメンバーのお一人が、「今日自分の用事のついでに有楽町の様子を見に行ってその方を探してみる」と、則連絡がきました。


そして、その方は見つかりました。
今日、月曜日、その方は「四ツ谷おにぎりの会」のメンバーと法律家に付き添われて、ある区の生活保護申請に向かい、保護をうけられることになり、今夜はとりあえず「ドヤ」(簡易宿泊所)に宿泊できることになりました。ですが、健康状態が悪いため、入院も検討されているとのことです。


ただ、退院後の行き先がまだ決まっていません。どこのグループホームも施設もいっぱいな状態です。もう高齢で足がお悪いので、階段の上がり下りなどができないそうです。現在、関係者でその方が長期的に入れる施設を探している状態です。


それでも、一人の市民の方の温かい心が、私たちの団体に届き、ネットワークができている団体のメンバーが迅速に対応してくださったことで、一人のホームレス状態の方を、屋根のある場所に保護することができました。その方からのご連絡がなければ、その方は支援団体にも見つけてもらえず、私たちの目の届かないところで、ずっと路上での生活を続けなければならなかったかもしれません。


私自身、多くのホームレス状態の方を、いろいろな場所でお見かけします。しかし、声をかけたり、話をおききしたりということまではなかなかできません。活動で多くの方と接しているうちに、その方たちの対応や事務作業だけでも精一杯になり、神経が麻痺してしまい、一人の方に対応してうまく保護ができても、まだまだたくさんの方が、路上生活をしていらっしゃる。追いかけっこのように、いつまでも続く、終わらない活動・・・そう思ってしまうからです。


それでも、今回のケースにはやはり、ひとりひとりの方のホームレス状態に、面と向き合わない限り、ホームレス問題は解決されないのだと、痛感させられました。そして、こういった活動をしながらも、活動の場以外では、ホームレス状態に有る方を無視してしまう、そんな自分を恥じました。


一人の方の「人を思いやる」というオモイが、ネットワークで多くの人につながり、最終的に行政による保護につながったことに、感動を覚えました。その方に本当に感謝しております。これからは、私も勇気を出して、ホームレス状態にあるおひとりおひとりに、声をかけていきたいと思いました。

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本日、隅田川にて無料路上法律相談会開催

本日、隅田川にて、ホームレス総合相談ネットワークによる無料路上法律相談会が行われます。
関心のある方は、事務局にご連絡の上ご参加、ご見学ください。

●隅田川無料路上法律相談会●
と  き:4月16日(日)午前10時より
ところ:隅田川言問橋をすぎたあたりの土手、つきやま(メトロ銀座線浅草駅などから徒歩12分ほど)
http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi3911082060416020256
協 力:隅田川医療相談会

※ :相談は、無料です
※ :法律家による、路上で生活されている方のための法律相談会です
※ :おひとりあたり、20分から30分ほどおはなしできます。

★同時に、別の団体による炊き出し、健康相談なども行われております。


雨が降る可能性がありますので、雨対策、防寒対策お願いします。
もう隅田川沿いの桜は終わったかな・・・?

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本日、池袋にて路上無料法律相談会開催

本日、池袋にて、法律家による路上無料法律相談会が行われます。
関心のある方は、事務局にご連絡の上、ご参加ください。

直接現場に行かれる場合は、公園奥のテントあたりの方に、法律相談会がどこでおこなわれているかスタッフの方におききください。

●南池袋公園無料法律相談会●
と き:2006年4月8日(土曜日)午後3時から5時まで
ところ:南池袋公園(JR池袋駅東口より徒歩5分)

※ :相談は、無料です
※ :法律家による路上で生活されている方の法律相談です
※ :おひとりあたり、20分から30分ほどおはなしできます。

★同時に、別の団体による炊き出し、健康相談なども行われております。

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