桜
隅田川沿いは、お花見にもちょうどいい場所です。遊歩道も整備されていたりして。
東京にいるなら一度は観に行きたいものです。
本日の日本経済新聞法務面に日弁連「上限金利引き下げ実現本部」本部長代行として
宇都宮弁護士のコラムが掲載されていた。
宇都宮弁護士とは昨年末の新宿の路上相談会でお会いしました。
2月21日の日経金融新聞の1面や3月6日の朝日新聞の1面、3月8日の日経で採り上げられていたように、
金融庁では 貸金業の規制に乗り出す。
利息制限法と出資法の上限金利の差、いわゆる「グレーゾーン金利」の解消
と
返済能力を超えて融資する過剰貸し付けへの規制の強化だ。
ホームレス状態に陥っている人たちには、多重債務者も少なくなく
貸金業とホームレス問題は密接な関係にあるでしょう。
「貸金業に関する懇談会」では6月までに詳細を詰めて関連法案を改正し、来年初めにも制度を見なおす。(日経金融2/21)
指針改正案は近く公表し、一般の意見を募ったうえで、4月中に適用(朝日3/6)
強化される一方で、規制の枠外で不正に営業する闇金の誘惑も高まりそう。
こうした懸念に対しては、規制とは別に安全網を整備する必要がありますが
懇談会では多重債務者へのカウンセリング、自治体による借款制度のほか闇金の取り締まり強化なども話し合われるそうです。
(日経金融3月12日で報じられたように)
現状では、企業向けに比べ利ざやの厚い個人向けローンにノンバンクだけでなく大手銀行や地銀も将来の収益源として力を入れようとしている。
銀行消費者金融の他にノンバンクも加わり、業態垣根を超えた「乱戦」の激化にあって、利用者の男性が7割超を占める市場に、女性利用者を開拓しようという動きが視られる。
女性のホームレスも増えないように、早期の対策が望まれる。
後藤田政務官がインタビューで利息制限法を無くしてグレーゾーンを解消すると言っていたのをどこぞやで見ましたが。
いろいろ報じられ、様々な憶測が飛ぶ中、宇都宮弁護士には是非とも頑張って頂きたい。
貸金業と言えばライブドアファイナンス(旧ロイヤル信販)が
一連のライブドア事件でも名前に上がっていました。
金利引き下げは、金融地図を塗り替えるきっかけにもなりうるため投資家としても関心が高い。
そんなライブドアの一株主 けったましーん命でした。
DV被害のタイ女性、保護中にビザ切れ逮捕(2006年3月23日asahi.comより)
というニュースがありました。
夫から暴力を受け、そのためにオーバーステイとなっていた外国人女性。入国管理局にも不法残留を申告していました。
日本の警察は、「オーバーステイ」の「外国人」という側面だけでその人を見て、「法を犯している」ということで逮捕してしまうんだ。
「オーバーステイ」だったら「逮捕」、っていうなら、東京の都心部で駐禁してるそこらへんの車、全部レッカーして、その持ち主全員逮捕してくださいな。おんなじ「オーバーステイ」して「法を犯している」んですよん(笑)。道に。ですけど。お金も儲かりますよ〜駐禁の代金で。そして逮捕者続出で、警察も大忙しで大わらわになります。
そうなったら、お仕事ご苦労さま、って感じです。
3月15日、隅田川テラス(墨田区側)桜橋と言問橋の間での小屋建設が行われました。桜橋近辺、また桜橋から月曜日に白髭橋上流(墨田区側)に移ったり、隅田 川をはさんで反対側(台東区)に住んでおられる路上生活の方がた、そして支援を行う多くの人々が結集し、七軒の小屋が建ちました。
これで、月曜日から、「白髭上流」「銅像堀公園」と合わせて合計26軒のブルーシートの小屋が建設されました。
ところが、3月16日に以下のような事態が発生しました。
1)3月16日朝10:40に、東京都第五建設局職員が6名(うち4名は船で接岸しただけで上陸していない)、撤去の警告書を貼りに来た。対象は昨日建設した新規7件のテントのみ。以前からあった4件には警告書を貼ろうとする様子はなかった。
2)抗議行動を行い、結局警告書は貼らずに帰った。持ち帰った警告書の内容は、明日付けで撤去せよ、というものだった。
3)警察関係では、朝から公安の私服が3名張り付き、その後第五建設局職員が呼んだため、制服警官が都合30名ほど来た。
4)もみ合いの中、支援者の女性一名が東京都第五建設局管理課テラス適正化係長に、股間を蹴り上げられた。その様子はビデオに収められており、被害者は19日日曜日に診断を受ける予定。
つい先日の隅田川テラスでの出来事です。東京都の路上生活者に対する悪質な対応だけでなく、都職員による、支援者に対する暴力的行為も行われました。まさに、非道なやり方です。
当団体では、多くの法律家の協力のもと、このような行為に断固抗議していきたいと考えます。
毎日新聞の14日の朝夕刊で一面に取り上げられていた事件ですが、
心の痛む話です。
他の事例と共通するのは
少年たち(加害者)が路上生活者(被害者)
であること。
おそらくこれは人を人としてみないこと。
彼らからすれば蚊を潰した。とかゴキブリを退治したと言うレベルなのだろう。
だから容赦なく殺せるんだなぁと思います。
逮捕されて罪に問われるようになってから初めて認識したり、あるいは殺した瞬間にやっと気付いたとかでしょうか。
ぶっちゃけ、私自身も半年前にホームレスを一時収容する施設(大田寮)に法律相談を行う弁護士さんについて行って、実際にホームレスになった人たちの話を聞くまでは、極端な話、人間じゃないと思っていたものです。
話を聞くうちに、あぁこの人たちも人間なんだなぁって初めて知ったっていうか・・。
物事には対しては正しい理解が必要。
ホームレス問題に対する社会的偏見を無くして正しい理解を広げていきたいですね。
(これからも多様な視点で切っていって裾野を広げて行こうかなと)
別の切り口:少年事件について。
本件は少年たちによって引き起こされた少年犯罪の類でもあります。
こういった、他人の痛みを顧みない、非道な事件の引き起こされる原因は、教育する側の問題でも有るでしょうう。
家庭や学校、地域が連携して、いかに一人一人の子供を理解し、支援しようと努めるか。その努力が少年の健全育成への一歩に、そして加害者も被害者も出さない社会につながると考えます。
要はそんな感じ。
参考サイト・(引用)文献
http://www.jicl.jp/now/saiban/backnumber/homeless.html
某先生の記事。
私はこれを見て、実はこういう問題だったのか!って初めて分かって、(+I先生から、弁護士になる前にこういう人権問題とかに触れておくのはすごく良いんだよって言うお言葉を聞いたことから)
補助者としてホームレス総合相談ネットワークに関わらせて頂きたいなと思った次第であります。
品川裕香著『心からのごめんなさいへ 一人ひとりの個性に合わせた教育を導入した少年院の挑戦』p248より。
byけったましーん命
X市のホームレス支援団体さんが、かなりがんばっていろいろな話し合いを行政と経てきた結果、だんだんと行政側も理解を示しながら、対応し始めてきたそうです。
やはり、人と人同士の話し合い、意見の伝え合いは、それぞれが異なる価値観をもっていても、お互いにとても大事なことだと実感させられました。
とはいえ、簡単にここまできたわけではなく、支援団体さんたちのいろいろな手探りのアプローチが、功を奏したともいえます。諦めずに、一生懸命やっています。
そんな支援団体さんをホームレス総合相談ネットワークは応援します。
応援グッズの開発にも力をいれなければならないところです。
そうなんです。ホームレス総合相談ネットワークには、グッズがないのです、グッズが!マスコットもありません。先日公開されたHPに、唯一「ロゴ」があるだけなのです。
グッズがほしい!そんなあなたのために、らぶりぃなグッズを検討していますので、ご意見のある方は、事務局まで。
ホームレス総合相談ネットワークのホームページが開設されました。
素晴らしい!!かっこいー!
まだまだ工事中のところがありますが、みてみてください。
↓ココ!
新設★ホームレス総合相談ネットワークHP
「ブログあるのに、HPがなぜないの?」と、よく聞かれたものです。
その度に、ぐっと涙をこらえてきました。
苦節約2年。
ああ、なぜなぜ ITの世界はこんなに猛スピードで変化していくの・・・
ついこの間まで、インターネットじゃなくて、「パソコン通信」だったじゃない。
MS-DOSの黒い画面に白い文字で、コマンド打って、テキストでチャットとかしたり。
(何年前の話やねん!)
ブログは作れるのにHPが作れない。そんな時代に取り残された事務局長にかわり、
スーパー事務局員がキーボードを光速モードで叩き、どんどんアイデアを実現した、進化型HPです。
ま、プロトタイプとでも申しましょうか。
今後どんどん充実していきますよー。
みなさん、かわいがってあげてくださいませ。
現在、東京のX市が、地元のホームレス支援団体に地元のコミュニティ・センターを貸し出さない、という事態が起きています。このコミュニティ・センターは、そのX市の各住区ごとに組織されており、自治会/商店街/ボランティア団体などによって構成される市民団体連合組織が、X市から運営管理を委託されています。
この組織が運営するYコミュニティ・センタ−には、調理室が併設されており、調理、給食/配食がその場で可能で、そういった活動団体の拠点になっています。
その地元のホームレス支援団体は、ホームレス状態にある方々と一緒に、調理をし、食事をする、という「食事会」という活動を行っています。これは、炊き出しのように、ホームレス状態にある方がたに並んで配食を待っていただく方式とは異なり、ホームレス状態にある人もそうでない人も、みんなで一緒に食事を作って一緒に食べる、という活動です。とても楽しそうで、良い活動だと思いませんか。
ところが、X市のYコミュニティ・センターが、そのホームレス支援団体が使用することを許可しなくなりました。理由は、ホームレス支援団体がコミュニティ・センターを使用について、同じ調理室を利用する団体からクレームがきたのが発端です。Yコミュニティ・センターは許可しない理由に、「衛生上なじまない、ホームレス支援団体が不特定多数の人に参加を呼びかけている」ことをあげています。
ですが、衛生上ホームレス支援団体の何が問題なのかはあきらかになっていませんし、参加者募集は他のどんな催しでも行われていることです。
それなのに、昨年11月以来、そのホームレス支援団体は、あの手この手でコミュニティ・センターの利用を断り続けられています。X市にも使用できるよう要請してきましたが、コミュニティ・センターの運営は、市民団体連合組織に委託しているため、その組織との調整を行った上で使用の可否を決定する、とし、その調整がずっと長びいています。そのため、ホームレス支援団体は、これまで、さまざまな提案や要請を、X市および市民団体連合組織に対し、おこなってきました。
しかし、市と市民団体連合組織は、現状では、ホームレス支援団体がコミュニティ・センターの利用することによって、市民団体同士の「あつれき」が起こるとし、利用を許可してくれません。
市民団体同士の「あつれき」とはいったいなんでしょう。
そのX市というのは、東京都でも市民自治を最も推進している、といわれているところです。
地域住民による自治によってコミュニティ活動が発展してきた、といわれているところです。
もちろん、X市自身がそのように謳っているのです。
今回の一連の出来事は、「ホームレス状態」にある方がたにとって、死活問題でもある「食事」を提供することや、「共同で調理を行うことによって、社会的な活動に参加する」という目的である、ホームレス支援団体の「食事会」という活動を阻害するものであるとしか言えません。
ホームレス状態にある方がたは、X市の「住民」でありながらX市の「住民」によって運営管理されるコミュニティ・センターの利用を断られているのです。
X市のコミュニティ・センター条例には、
「市民が快適で安全な生活環境のなかで健康で文化的な生活を営むことは、市民がひとしく享有す
る普遍的な権利であり、またこれを実現することは市民ひとりひとりの責務であることを認識し、
より快適で住みよい地域社会を建設するためには新しい都市づくりが進められなければならないも
のと考える。」
と冒頭に書かれています。
「市民が快適で安全な生活環境のなかで健康で文化的な生活を営むことは、市民がひとしく享有す
る普遍的な権利であり、またこれを実現することは市民ひとりひとりの責務である」。
快適でも安全でもない場所に暮らし、健康で文化的、とは決していえないホームレス状態の方がた
にとって、「食事会」という共同で調理したものを、自分たちで食する機会を月に1度でも、2ヶ
月に1度でも持つ事ができる場所がある、ということは素晴らしいことです。
調理室を備えた、コミュニティ・センター、万歳!です。
ですが、実際は、いまだにホームレス支援団体とホームレス状態の方々のの利用が実現できていません。
コミュニティ・センター条例のうたう「普遍的な権利」は、ホームレス状態の方がたにはないのでしょうか。
「権利」とはいったい何なのでしょう。
みなさん、どう思われますか。
最近、とっても寒い。
外に行く時は、寒さ対策万全で出かけないと、帰りの冷たい風に、鼻やほっぺたが冷たくなる。
路上生活してる方は、どんなに寒いことか。
・・・体脂肪が多いと、あったかいんだよ、とおっしゃる方もいたりして、ユーモアは認めるとしても寒いのは寒いはず。家の中でも寒いのに。
というわけで、カイロをいつもかばんにいくつか入れておくことにした。
住んでいる地域に、時々、声をかけようかどうしようか、ドキドキと迷うことのある方などに遭遇すると、きっかけなく話すのがなんとなく照れくさいので、「カイロ」。よかったらー、と渡して去れる。
ついでに、自分のために買った銭湯券(銭湯党なので、時々ふらーっと入ってしまう。知らない街の銭湯に行くの大好き)。これも、よかったらーどうぞ。ここら辺だとここにあります、という地図付き紙と一緒に。
あとは、おにぎり。ほとんど何も食べてないんだろうーな、という人をたまに見かける。なので、おにぎりも常備しようかと考え中。誰にも会わなければ帰って自分のごはんにすればよいし。
それに、総合相談の名刺を一緒にお渡しする。何かあったら、どうぞ。って感じで。
総合相談、一人夜回り隊?
by事務局m