なにごともはじめてなもので。
今日初めて事件を受任している方の生活保護申請に同行しました。
某区福祉事務所。
担当職員の愚痴をひとしきり聞いて、就労指導についていろいろ説明してもらって2時間ぐらいたったら、いつの間にか申請書を出してきてくれて、本人が書いたところ受理されました。弁護士は粘るのも仕事なんだなと実感しました。
若い方なので、私は施設保護も覚悟していたのですが、担当職員さんが「うちの区には生活保護施設やSSS(あるNPOが運営している、生活保護受給者を収容する宿泊施設。)はありません。」とおっしゃるので、本人にアパートを探してきてもらって、居宅保護をめざそうということになりました。
しかも、もう寝るところもない状態だったのですが、とりあえず今週の寝る場所も確保してくれました。
ただ、これから本人がちゃんとアパートを見つけてきてくれるのかが、ちょっと心配です。
もやいさんにはお世話になると思いますのでよろしくお願いします。
それと隣で保護の申請に来た人が追い返されているのを見るのはつらかったです。
具体的事件のことなので、抽象化して書きましたが、問題があればすぐに削除をお願いします。
私のことがわかる人はアドバイスもお願いします。
by孤独な旅人
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Comments
sssについて非常に中立的な記述がしてありますが、これでよいのでしょうか?この件については事務局yさんが相当お詳しいと思いますが。グーグルで「sss ホームレス」と入れるとこちらのHPがヒットするので、訪問者に多少とも施設の内実を知らせる(示唆する)方がよいとおもいます。
Posted by: 社会学者 | Friday, 29 December 2006 11:52 pm
昔むかーし。まだ,自己破産がそれほど一般的でなかったころ。隣の窓口にいた人に対する対応があまりにもひどかった,といってその場で代理人になった弁護士を知っています。「この制度は,こういう人のためにあるんでしょうが!!」とか啖呵を切ったそうです。かっこいい!福祉事務所でもそんな感じでやりましょー。
Posted by: にしだ | Monday, 20 February 2006 07:19 pm
お疲れさまでした。アパートを見つけるまでなんとかがんばってもらいたいですよね。私もお一人だけ熱きT弁護士のご協力のもと、ある方を励ましながら、シェルター入所、生保申請などにまでこぎつけ、現在その方は「小さいながらも我が家」を見つけ、仕事も見つかり、人生を再出発されました。
路上生活の状態から、家のあるくらし、屋根があり寝場所を毎日探さなくてもよく、ごはんを作ったり、おこたつでみかんを食べながらTVを見たりするが、いかに人としてのごく「自然」な生活であるかをもう一度実感してもらうためにも、ご本人には是非家探しをがんばっていただきたいですよね。
次回は、追い返している職員を怒鳴りつける、くらいまでやってみてください!!孤独な旅人さんなら、絶対に出来ると思います。職員も圧倒されそう・・・。ふぁいと!
Posted by: キョクチョー | Sunday, 19 February 2006 07:14 am